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マル激は小沢潰しの「ネット別働隊」となったのか?

ビデオニュース・ドットコム 
第506回マル激トーク・オン・ディマンド(2010年12月25日)
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「幹事長、民主党政権大丈夫ですか」
ゲスト:岡田克也民主党幹事長

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12月25日に放送された「ビデオニュース」第506回マル激トーク・オン・ディマンドは、神保・宮台氏の本心がどこにあるにせよ、結果的に津波のような小沢偏向報道をくりかえしているマスメディアの「ネット別働隊」と呼ばれてもしかたのない内容であった。
二人のトークの内容を紹介する前に、まずこの放送がどのようなタイミングでなされたかを見ておきたい。それが重要な意味をもつからである。
マル激の番宣の中でも触れられているが、「小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会出席をめぐる党内の対立が連日報じられる中」で行われたインタビューであり、菅直人首相、仙谷由人官房長官、岡田克也幹事長といった内閣と党の要職にある人物が結束して無役の小沢一郎を排除するという権力闘争のクライマックスの局面で放送されたものである。

d0171860_13432387.jpg昨年3月の西松建設事件に端を発した検察とマスコミ連合による小沢潰しは、今「最終決戦」とも言える局面にある。検察が不起訴という形で敗北し第一ラウンドが決着した後、舞台は検察審査会という憲法違反が強く疑われるいかがわしい組織に移った。この第二ラウンドで、支持率低迷に悩む菅内閣と反小沢グループ議員が、マスコミによる小沢バッシングをテコにして、政敵である小沢一郎排除と政権浮揚の一石二鳥を狙って攻撃を強めているのが現状である。

d0171860_13365512.jpgマル激が放送された翌日26日のテレ朝「サンデー・フロントライン」に出演した仙谷官房長官は、「小沢氏は強制起訴されたら離党すべき」と発言し、マスコミはそれを当然のことのようにいっせいに大きく報道している。今日(27日)午後には岡田幹事長の他に菅首相までが異例の出席をして民主党役員会が開かれ、そこで小沢氏の政倫審招致の決定を行う手はずとなっている。反小沢民主党グループと反小沢マスコミが束となって小沢一郎への攻勢を激化させているさなかに、マル激は、たとえこの闘争の一方の肩を持つ意図はないにせよ、そういうタイミングで岡田幹事長にロングインタビューを行い、小沢批判を存分にさせた後、番組の後半で神保・宮台氏が小沢批判を展開しているのである。

神保「結果的に、みんなでよってたかって小沢一郎をヒーローに仕立て上げる芝居を演じているとしか思えない。小沢一郎はそこまでの玉じゃないだろう。アメリカに言うべきことは言うと言ってるけど、湾岸戦争で90億ドルを差出したのも小沢さんだ。」

宮台「小沢さんは竹下内閣で日米交渉の事実上の責任者だった。責任者として408兆円の公共事業を受注してGEなんかに発注させろという話を受け入れたのも小沢さんだし、それどころか大規模店舗規制法緩和とか農産物自由化交渉で、日本の異論を封じて・・アメリカの言うがままの図式を作ったのも小沢一郎さん。」

神保「冷戦後のアメリカ属国化の路線というのは基本的に小沢さんだと言われている。」

宮台「まったくそのとおり」

神保「小沢さんが代表選で言ってることはご本人の言ってることとまったく違うじゃないか。でもなぜか一部ではそれが素晴らしいという評価をうけている」

宮台「それは健忘症の頭の弱い方々だと思いますよ。過剰期待はね」



神保、宮台氏の発言の事実関係に特に問題があるとは思わない。マスコミの小沢バッシングが逆に小沢一郎という政治家を等身大以上に大きく見せる結果になっていることにも同意する。この点について2010年09月19日のツイッターで私は次のようにつぶやいた。

「新聞テレビが小沢氏を公平に扱っていればここまで「小沢信者」は生まれなかったろう。小沢支持者は同時にマスコミ不信者である。マスコミが世論操作で世論を反小沢へと誘導するほどマスコミに反発する形で「親小沢」が強化されてきた。マスコミのリンチが「殉教者」を生んだのである。」

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繰り返しになるが、今回のマル激の番組構成は、前編が岡田幹事長への約1時間のロングインタビュー、後編はスタジオでの神保・宮台氏のいつものトークとなっている。
小沢一郎氏と権力闘争を繰り広げている最前線の責任者である岡田幹事長に前半でロングインタビューを行い、後半で小沢一郎批判を展開するという構成はバランスを欠いてはいないか。今回のマル激での神保・宮台氏は、悪名高いTBSの報道バラエティ番組「朝ズバ」で、司会者のみのもんた氏の虚言に首肯する与良正夫氏や杉尾秀哉氏の隣に並ぶコメンテーターだったとしてもまったく違和感がない。(岡田幹事長がインタビューで「小沢氏は不起訴であっても検察に疑われたのだから政倫審で説明する責任がある」とトンデモ発言をした時も二人は批判せずスルーしたのである)

神保氏が小沢批判をすることを咎めているのではない。ジャーナリストが誰を批判しようと自由だ。むしろ親小沢が多いネットでの小沢批判は勇気ある発言といえなくもない。しかし、最後の護送船団としていまだに圧倒的な影響力をもつマスメディアが、一色となって狂ったように小沢一郎のネガキャンを繰り広げて追い詰めているその最終局面で、マスコミとは一線を画す報道を標榜しているマル激が、さらにそこに加担して小沢批判を繰り広げるのはバランスを欠いた屋上屋を架す報道であり、マル激らしからぬ振る舞いに見える。まっとうな報道をしてきた少数の記者たちも、こと小沢問題になると小沢バッシング一色に豹変すると言われてきた。このままでは神保、宮台氏もそうした記者たちと変らない存在とみなされてしまうだろう。

マル激を見た後私はツイッターで次のようなツイートをした。

「神保マル激:ゲスト岡田幹事長。菅内閣の体たらくが顕著なこの時点で民主党の政権交代の成果として事務次官会議の廃止を持ち出す神保氏の感覚はどうかと思う。次官会議の廃止は評価するがそれはなにも菅内閣や岡田幹事長の手柄ではない。菅内閣になって政治主導は後退しているのが現状だろう。」(12月26日)
追記:12.29
「仙谷官房長官は28日午前、年末訓示で「政務三役会議から事務方を排除することで意思疎通が図られないようではいけない。事務次官、官房長は可能な限り出席してほしい」と要請した。神保氏はあくまで菅民主党の政治主導を評価したいようだが、神保氏の期待むなしく事務次官会議の復活まであと一歩だ。



「自民党時代の「前科」があるから信用できないという神保さんの小沢批判は、以前朝日新聞一面に立花隆氏が書いた批判記事と視点がよく似ているね。あの時小沢さんは「説明できる」と反論したが立花氏は言いっぱなしで逃げた。神保さんは来年早々にでもマル激に小沢さんを招いてインタビューすればいい。」(12月26日)


神保氏には早急に小沢一郎ロングインタビューを実現してもらいたい。いまさらだが、それを先にすべきだったと思う。すでに岩上安身氏による小沢インタビューが行われたが、神保氏の「反小沢」の立場からのインタビューなら岩上氏とは重複しないインタビューになるだろう。厳しすぎると出演してもらえなくなると神保氏は危惧しているが、あれだけ小沢憎しの悪意に満ちた質問を繰り返してきたマスコミに耐えてきた小沢氏だから、マル激が厳しいインタビューをしても小沢氏は逃げずに誠実に答えるはずだ。小沢氏にとっても、ネットにもマスコミと同じように自分に厳しい番組があることを知るのは意味のあることだろう。

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by tsuigei | 2010-12-27 11:52 | 小沢一郎

TBS 朝ズバ 小沢一郎裏献金捏造ビデオ(2010年1月28日放送)

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次は、東京地検特捜部が裏付けを進めている小沢幹事長側への裏献金疑惑です。小沢幹事長側は全面的に否定をしていますが、JNNは金銭の受け渡し場所に居合わせた人物の貴重な証言を得ました。カメラの前での核心証言です。

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「袋は1個?」
「1個」
「袋の中には5000万円?」
「5000万円」
こう証言するのは水谷建設に近い関係者です。水谷建設側から小沢幹事長側へ裏献金が手渡されるその瞬間を目撃したと言います。

その現場とは……
「いっぱい人がいたから。ざわざわしていたから」

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疑惑の舞台は都内のホテル喫茶店、2004年10月15日のことでした。
状況は……

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まず水谷建設側の5人が先に喫茶店につきました。3人は離れて座り、水谷建設の当時の社長と専務のふたりが先方の到着を待つ形になりました。しばらくするとスーツを着たひとりの長身の男が現れました。

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当時小沢幹事長の資金管理団体・陸山会の事務担当だった石川知裕衆議院議員…

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「大久保秘書が来るはずだったが来れなくなって石川容疑者が来た」
「石川容疑者が貧乏くじを引いてやってきた」
「石川容疑者の印象は?」
「坊や、まだ学校出たばかりの坊主」
「水谷建設側はどっち側に座った?」
「こっちとこっち」
「こっちから石川容疑者が来て座った」

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元社長らの正面に腰掛けた石川容疑者。ここで5000万円が渡されたと言います。
「どういうふうに現金を渡しのですか?何か紙袋なんかに入っていたのですか?」
「紙袋に、お土産用みたいな。絵が描いてあって外側がナイロンでビニールで保護してるようなやつ。

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「紙袋はどこに置いてあった?」
「机の上だと思った」

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テーブルの上に無造作に置かれた紙袋。
「紙袋の中は現金だけ? おまんじゅうなんかも入っていた?」
「上に新聞紙があった」
「お金を渡して石川容疑者が帰るまで何分ぐらい?」
「10分もなかった」

石川容疑者は紙袋ごと現金5000万円を受け取り、短く会話をかわすと会釈して席を立ったといいます。
「まさかこんなところでそんな大金が動いているとは思わない…」
「もらい慣れている。5000万円なんてあそこからしてみれば大金じゃない」

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こうした現金の授受について、石川容疑者は逮捕前こう否定しています。

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「ホテルで私に5000万円1億円を渡してよろしく頼むと、まことしやかに報道がなされていますが私は1円たりともそのようなお金を頂いて土地購入の原資にしたことはありません」

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そして小沢幹事長は、
「不正な金は水谷建設はもちろんですけど、他の会社からも受け取っていないっ。」

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裏献金の受け渡しがされたという10月、同じ月、小沢幹事長の地元岩手の胆沢ダム本体工事についての契約が行われ、水谷建設が下請けに入りました。

「正しい金だとは思わない。それをしなかったら誰も仕事を取れなかったのでは。その時期は。」
「小沢さんの力を期待していたということ?」

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「そう思わないとどうにもならない。そういう社会。そうしないと生き残れない時代。」

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特捜部はこうした裏献金が東京世田谷の土地購入の原資に充てられた疑いが強いと見て調べています。

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「まあ私どもの関心は、小沢さんがね、公共事業を請け負うという建築会社から裏金としてね、献金を受けていて、そのお金がどこに流れたのか
それをキチーとわかるようにしてもらわないとね。だってもらってないと言うんでしょ。さっきのニュースだとホテルの喫茶店で渡したとか…うーん、何が本当なのかわかんない

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そうですね。本当のところはまだまったく…
「真相ははっきりしてもらわないと」

            *********

現場に居合わせた人物の貴重な証言を得たと言い、裏献金が手渡される場面のCG画像までつくり、見てきたような再現ビデオを延々と流したあとで、

「うーん、何が本当なのかわかんない」( ゚ ρ ゚ )ボーーーー

みのもんた!おまん、えいかげんにしいや。そこまで人をなめたらいかんぜよ!





              **********

この証言をした「水谷建設に近い関係者」という男性は、後日「日刊ゲンダイ」の取材に応じている。
男性は本当に2004年10月5日なのかと問われて、
「5、6年前のことを覚えている人はいないでしょう。1週間前の夕食さえ覚えていないのに」「04年10月15日とは言っていない。暑くて酒を飲もうとホテルに立ち寄った。水谷の当時の川村社長、小野専務がいた。その日はホテルのクーラーが涼しかったことは覚えている」と答えている。
また、金の受け渡しは見たのか、なぜ金とわかったのか、と問われて、
「正直に言うと、知人から『聞いた』話も番組に入っている。あんなに大きく取り上げられたから、ビックリして知人に確認したが、『話は間違いない』と言っていた」と、友人からの伝聞を自分の直接目撃として話したことも自白している。
石川議員を見たのは確かかとの質問にも、
「石川は以前(別の)グランドパレスホテルで見たことがある」と答えており、石川議員を見たという証言も虚偽だったことが日刊ゲンダイの取材で明らかになっている。
それでも、TBSの広報部は「「私どもが取材した方は、放送した通りの証言をしており、放送内容には何ら間違いはありません」と回答している。

追記12-26
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「証言どおり放送している」から問題ないと考えているとしたらTBSの報道姿勢が疑われてもしかたがないだろう。問題の核心は証言内容の裏を取るための取材をしたかどうかである。事実確認もしないで「証言どおり放送」したことにこそ問題があるのである。
-----追記ここまで-----

             **********

TBSの言うとおりこの再現ビデオが本当だったとしたら大スクープだ。検察も注目するだろうし、他局も追随して大ニュースになったはずだが実際はそうはならなかった。
水谷建設からの裏献金が世田谷の土地購入の原資になったとの疑惑は検察の不起訴処分で消滅した。大久保秘書が起訴された裁判も「訴因変更」という形で幕が引かれた。これは検察の不名誉な敗北を意味する。勝ち目がないこと悟った検察は看板を書き換えることで裁判を先送りにして時間稼ぎを計ったのである。検察の威信が失墜してしまっているところに無罪判決が出ることで信用がさらに暴落することを恐れたのである。*。TBSも批判を受けてこの捏造再現ビデオを引っ込めることを余儀なくされた。
*訴因変更を認めた裁判官にも大きな問題があるが、公人であるにもかかわらず裁判官の名前をマスコミは伝えない。裁判所と検察庁が同じ釜のめしを食う仲間(判検交流)であるという三権分立が裸足で逃げ出しそうな現実がこの日本である。ズブズブの関係と非公開の密室性が彼らの権力の源泉となっている。

しかし、この放送からほぼ1年がたとうとしている12月の今現在も、みのもんた氏は「朝ズバ」の放送の中で、いっさい問題はなく捏造はありませんと繰り返し、秘書らが3人も逮捕されたのに小沢氏は政治とカネの説明責任を果たしていないとの批判を続けている。
彼がテレビで政治を語るときの口ぐせは「国民不在」である。これは政治家を黙らす効果のあるセリフであるが、彼のしていることは国民不在どころか、国民を欺く行為であり、反民主主義、反ジャーナリズム的行為であると言わざるをえない。ジャーナリストとしての自覚も経験もないテレビタレントが高額のギャラで雇われ、テレビ局の政治信条の代弁者となっている事自体が問題とされるべきである。

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TBSの「朝ズバ」は、政治家小沢一郎の失脚を図る目的で悪質な捏造ビデオを制作・放送した番組としてテレビ放送史に悪名を残すことになるだろう。


追記:2010-12-25 
衆議院決算委員会での郷原信郎氏の発言

2007年6月20日の衆議院決算行政監視委員会において、元検察官の郷原信郎氏は「朝ズバ」と司会者のみのもんた氏ついて次のように発言している。



「朝ズバという番組で非常に特徴的なのは、ものもんた氏という司会者が言いたい放題のことを言う。これは視聴者の声を代弁しているような構成ではあるんですね。素人的観点からものを言っているようではあるんですけど、そこにですね、専門家として弁護士とかいろんな評論家とか、あるいは政治家が出てきたり、解説員が出てきたり、そうした人たちが同意したり頷いたりすることで、なんかその、社会全体で是認されたような、みの氏の発言がそのように受け取られることに特徴があるように思います。やはりそういう番組の編成自体に根本的な問題があるような気がいたします。」

「…さきほどの従業員の側の反応、社員の側の反応ということからしますと、実はみのもんた氏以上にあの人は許せないという声を私は聞いたことがあります。それは弁護士…弁護士のバッチをつけて、あそこでまったく間違ったことを、政治資金規正法に違反しているかしていないかということに関して、間違ったことを沢山発言している。それがいかに自分たちにとって大きな悲劇になるかということを述べている人がいました。
そういう意味でも番組の編成というのは非常に気を付けないと、全体として誤ったことが権威付けられて大きな影響をもたらすということになりかねないと思います。」



国会において識者からこうした指摘がなされたにもかかわらず、3年以上が経過した今もTBS「朝ズバ」とみのもんた氏、ゲストの弁護士や解説委員たちの虚偽発言と番組の捏造体質はまったく変わっていないことはこれまで見てきたとおりである。みのもんた氏が司会を務めるTBSの「朝ズバ」というこの朝の報道バラエティ番組をテレビ報道の著しい劣化を示す顕著な例として記録に留めておきたい。


                ***

放送法
【放送法の目的】
第1条 この法律は、左に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。

1.放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。
2.放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。
3.放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。


【放送番組の編集等に関する通則】
第3条の2 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実をまげないですること。

4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
(←番組を批判した民主党の森ゆう子議員を光より速く出入り禁止にした。)

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TBS「朝ズバ」の番組内容、みのもんた氏の発言が放送法に違反しているのは明らかである。


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by tsuigei | 2010-12-22 19:57 | ジャーナリズム

銀行のゴーマン

最寄り駅前の一等地に大手都市銀行が三行ある。
25日の給料日や月末などはATM利用者の行列が店舗の外まではみ出している光景をしばしば見かける。見かけるたびこれはいったい何事かと思う。毎月この日は混むとわかっているのに銀行はなぜなんらかの対策を講じないのだろう。毎月毎月利用者を長い列に並ばせて平気なのか。行列の中には高齢者もいる。体調の良くない人も、妊婦もいるかもしれない。混むとわかっている日には折りたたみ椅子ぐらい置いたらどうなのか。夏なら冷たい麦茶を、冬なら熱い緑茶にカステラの一切れぐらいサービスしてもバチは当たらない。
列にならんでいる人たちは炊き出しの施しを受ける路上生活者ではない。れっきとした預金者なのだ。零細な個人から集めた金を投資して利ざやを稼いでいる銀行の大切なリソースである。そのお客様を粗末に扱うこうした銀行の態度が当たり前のように許されていることが不思議でならない。
大切な客をATMという無愛想な機械の前に並ばせておいて、行員は座ったまま素知らぬ顔で仕事をしているのは本末転倒ではないか。お前らが立って仕事しろとは言わないが、もうちょっ客の事を考えたらどうだ。それにこのATMという機械がまた銀行と同じくゴーマンで、操作が少しでも遅れるとピピピピピッとアラートを鳴らして客をせかせるのである。
「機械のくせに何様?」
とどやしつけたくなる。

牛丼の吉野屋は食券機を置かないことで知られている。
食事を終えて帰る客に店員が直接「ありがとうございました」と挨拶をする機会を逃さないためだという。さすがは一度破産して苦労を味わった企業だけのことはある。お客様本位の接客を考えている。
銀行も経営が行き詰まって国から公的資金の援助を受けた苦い過去があるくせに吉野屋と違いこちらは客扱いが今もぞんざいなままだ。経営不振になっても国が助けて経営者を甘やかすものだから傲岸不遜になっているのだ。客を軽視しても破産することはないと多寡をくくって客を舐めているのである。どうせ小銭しか預金しない客は機械の前に行列させとけばいいと考えているのだ。
しかし客を大事にするのがどんな商売でも基本のキではないか。
おまんらぁいいかげんにしちょきや、
客を舐めたらいかんぜよ!

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by tsuigei | 2010-12-06 18:51 | memo

顔なし

d0171860_1237274.jpg10年前、自転車に乗った母子がダンプカーに轢き逃げされて死亡した事件があった。運転手は前輪に自転車と母子を巻き込んだことに気づいた後も停車せず、急発進、急ブレーキを繰り返すことで振り落として逃走した。悪質だったのでマスコミにも大きく取り上げられた。
この轢き逃げ事件の現場は私の家のすぐ近所だったので、事件直後刑事がマンションに聞き込みにやってきた。彼はドアの前で警察手帳も見せず名前すら告げずにいきなり事件の話を切り出してきた。何も知らないと答えるとおとなしく帰ったが、戦前の「オイコラ警官」もどきの横柄な態度に腹がたった。彼は警察だと言いさえすれば相手が恐れ入ると考えていたのだ。

しかし名前を出さないのはこの刑事ばかりではない。日本の新聞テレビは捜査関係者の名前を隠すのが普通である。大きな事件だと検察官や裁判官の名前ぐらいは出るが、経歴や個人情報までは伝えない。一方で被害者や容疑者は裁判が始まる前から実名や顔写真、私生活までが広く報道される。
日本では捜査する側を匿名にして被疑者や被害者だけを実名で報道することに対する批判が少ない。例えば有名なホリエモンや鈴木宗男氏を取り調べた検察官や有罪判決を下した裁判官について我々はどれだけのことを知っているだろうか。報道されないからわからないのである。
アメリカでは担当検事がテレビカメラの前で事件を説明することが珍しくない。連邦検事は公選制だから検事の個人情報も公開される。「ニューヨーク・タイムズ」の記者倫理ガイドラインは「捜査関係者を匿名にしたままで第三者の不正を実名で報じたら、捜査当局にうまく利用されたことになる。もし情報が間違っていても匿名の捜査関係者は何の責任も負わなくて済む」として捜査関係者を匿名にすることの問題点を指摘している。
本来記者会見で顔を出すべき捜査関係者を日本のマスコミが「顔なし」にしているのである。マスコミはどっちを向いて記事を伝えているのだろうか。
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by tsuigei | 2010-12-04 12:20 | ジャーナリズム

ツイッター1年生

調べてみたらTwitterを始めたのが昨年の12月28日のことだからほぼ1年になる。その2日前にそらのさんのブログ(ゲンダイポトフ)を発見している。記憶が曖昧だが、たぶんそらのさんの記事の影響でツイッターを始めたのだと思う。USTとiPhoneだけでネット生中継ができることをこの時初めて知って心底驚いたことと、大きな可能性を感じて明るい気分になったことは今も鮮明に憶えている。
以下その時にブログに書いた文章のコピー。

2009.12.28
twitter 始めました、が…
twitterに登録してみたけど、メリットがわからない。
とりあえず有名人を数名フォローして様子をみることにする。メリットがわからないというより、自分に必要のないメリットなのかも知れない。

2009.12.26 
21世紀型新人ジャーナリストの誕生です。
そらのさんという22歳の普通の女の子(失礼)が、亀井静香大臣の記者会見(記者クラブ主催でない方)を、USTREAMとiPhoneを使って「ダダ漏れ(ネット生中継)」していた。自身のブログ=ケツダンポトフに彼女はこう書いている。

今回TwitterのTLを眺めて、「わたしは媒体だ」ということを強く感じました。カメラマンでも、レポーターでもない、わたしがそこにいることでたくさんの人たちの目になれる。わたしは「目」なんだな、と。

タシカニ! そのとおりです。
「存在が意識を決定する。」は、マルクス(エンゲルスだっけ?)の言葉だが、ソ連が崩壊したのも国民の政治意識の変化の結果というより、空腹という存在が政治意識を変えたのだった。将来のジャーナリズムも、「新しい存在(機材)がジャーナリストの意識を決定する。」ことになるだろう。どんなジャーナリズム批判よりも、新しい機材を使ったそらのさんのような「タダ漏れ中継」の方が既存ジャーナリズムへの最強の批判となって新しいジャーナリズムのフロンティアを拓くことになるだろう。生残るのはコンテンツの価値だけだ。メディアを占有できなくなった既存の記者クラブの談合記者たちはどうあがいても「マスゴミ」としてゴミ箱に捨てられるのは間違いない。
いまや誰でもジャーナリストになれる。そのためのお金もかからない。資格もいらない。新聞社やテレビ局に入社する必要もない。やる気と実績を積むだけでいい。ジャーナリズムを批判する暇があれば、そらのさんのように自分自身がメディア=「目」になれる。フリージャーナリストにとって素晴しい時代だ。
それにしてもスゴイ時代が来たものだ。いや、驚いたホント。

***

この文章を書いてからわずか1年でネットは激変した。海上保安官sengoku38は新聞テレビではなくYoutubeに動画を投稿したし、沈黙を続けていた小沢一郎がインタビューに応じたのも新聞テレビではなくニコニコ動画だった。マスコミがネットの一次情報の後塵を拝することを余儀なくされた歴史的な年になった。
政治も激動の1年だった。というより政治が大荒れだったからそれにつれてネットも変わったのだろう。私の政治や検察、マスコミに対する見方も天地がひっくり返るほど変わった。いや、「変わった」と過去形で書くのはまだ早いかも知れない。来年も今年以上の激震に見舞われる可能性があり私の政治意識もさらに変化するかもしれないからだ。今の日本の統治機構は何が起きても不思議がないくらい崩壊寸前の状態にある。いや崩壊ではなくあるいは暴走寸前なのかも知れない。
政治の有り様に私なりの危機意識を持つようになり、私もそれまでのブログに書くよりツイッターに政治関連(小沢関連)のツイートをすることが多くなった。なんと今年は1年間で7000近いツイートをした。振り返って自分でも驚く数字だが、来年はどうなるのだろう。来年もツイッターを続けるかどうかは政治状況と検察・マスコミの振る舞い次第である。市井の人間でしかない私が何を書いてもそれでどうなるものではないが、怒りを感じる限りそれをエネルギー源として書くことになるだろう。
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by tsuigei | 2010-12-03 22:53 | アプリケーション